図書紹介
『ナマコを歩く』
『鯨を生きる——鯨人の個人史・鯨食の同時代史』
2017年6月24日 「捕鯨が映す社会の複合性」, 『聖教新聞』。
2017年5月21日 濱田武士, 「聞き取りから本質に迫る」, 『日本農業新聞』。
2017年4月21日 『週間読書人』第3186号。
2017年4月2日 山室恭子, 「語り部6人から湧き出づる愛」, 『朝日新聞』。
2017年3月14日 平松洋子, 「その身のすべてを利用し共に生きてきた「鯨人」の証言」, 『サンデー毎日』2017年3月26日号。

 

『ナマコを歩く』
『マツタケ——不確定な時代を生きる術』
2020年5月22日 松村圭一郎, 「新型ウィルスは人間を襲う”敵”か 視点の「ずらし」から見える世界」人類学者のレンズ, 『西日本新聞』。
2020年3⽉5⽇ ⼩川さやか, 「資本主義の周縁を⽣きぬく術」, 『⽇本経済新聞』。
2020年2月7日 松村圭⼀郎, 「胞⼦が語る資本主義」, 『世界』2020年3⽉号。
2020年2⽉2⽇ 三中信宏, 「変幻⾃在のネットワーク」, 『読売新聞』。
2020年1⽉31⽇ ⻄村⼤志, 「マルチ・スピーシーズ⼈類学の好著̶̶天は⼈の上にマツタケを造らず、⼈の下にマツタケを造らず」, 『週刊読書⼈』。
2020年1月11日 ⼭⽥仁史, 「マツタケ̶̶不確定な時代を⽣きる術」, 『vesta』117 号。
2020年1月1日 ⼤杉⾼司, 「「ともに⽣き残る」術をマツタケから学び取る」, 『図書新聞』。
2019年12月15日 分藤⼤翼, 「不確かで恐ろしい世界の喜び」, 『信濃毎⽇新聞』。
2019 年11⽉16⽇ 中屋敷均, 「管理・⽀配免れた再⽣の象徴」, 『⽇本経済新聞』。
2019年10月10日 平松洋⼦, 「⼈間の⽣についての概念を広げ、変容を共有する存在」, 『⽂藝春秋』2019 年11⽉号。
『ナマコを歩く』
『ナマコを歩く』

 2010年は、自分の研究人生にとって、とても大きな1年となりました。念願だった単著『ナマコを歩く』を上梓できたからです。
 刷りあがるまでは書くことに精一杯で、本が「どのように読まれるか」など、考える余裕がありませんでした。わたしは、「アジア研究」もしくは生物保全も視野にいれた「食文化学」のつもりで執筆したのですが、こまったことに大手流通会社によって水産学に分類されてしまったため、どの書店でも水産学の書棚に配置されてしまったのです。「これじゃぁ、なぁ~」と考えていた矢先、さまざまな書評がでて、水産学のみならず、アジア事情や生物多様性保全のコーナーにも配架してくれる書店さんもでてきました。
 幸運だったのは、昨年が国連がさだめた国際生物多様性年でもあり、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議が開催されたことでした。こうしたことを背景として、NHKのラジオとテレビに出演し、研究の背景について紹介する機会をえましたし、共同通信社が全国の地方紙に配信した「ひと」欄でも紹介していただきました。メディアへの露出が、即、成果還元とはなりえないことは承知していますが、単著刊行とともに、研究成果の公開という点では、ある程度の意味はもつものと考えています。
 以下、現時点でWEB上にて閲覧できる書評や批判をまとめました。笑覧いただければ、と存じます。
【書 評】
■ 新聞・雑誌
2011年5月26日 『台湾立報』。リンク
2010年12月2日 『環境と健康』第23巻4号。リンク
2010年11月25日 『日本熱帯生態学会ニューズレター』第81号。リンク
2010年10月23日 『アサート』395号。リンク
2010年7月11日 『朝日新聞』。リンク
2010年7月4日 『日本経済新聞』。リンク
2010年6月20日 『北海道新聞』。リンク

■ ブログほか
2011年1月31日 naviManila。リンク
2011年1月19日 taronの日記。リンク
2010年12月20日 ポンタ☆ローラの読書感想文。リンク
2010年11月6日 上野清士店長のCafé Latina。リンク
2010年11月6日 アジア雑語林。リンク
2010年7月30日 産報出版SanpoWeb。リンク
2010年6月10日 紀伊國屋書店書評空間。リンク

 

【出 演】
■ テレビ・ラジオ
2010年12月10日 TBSラジオ。「久米宏 ラジオなんですけど」。リンク
2010年8月27日 NHK教育テレビ。「視点・論点」、「ナマコから生物多様性保全を考える」。リンク
2010年8月25日 NHKラジオ第1放送。「私も一言! 夕方ニュース」、シリーズ生物多様性条約3、「文化人類学的立場からナマコの視点で」。リンク